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生贄の 人妻
第8章  取引先の 社長
股間を拭う感触に 投げ出した体で目を開け
社長が 添い寝をして 麻衣の頭の下に手を差し入れ
麻衣は 体を返して 社長の胸に体を添え手を胸に回して
社長の腕が麻衣を抱き寄せ

「 今日は ありがとう 」

頭の上から 優しい声が聞こえた

「 パートナーさんは? 」

社長が頭を下げ 麻衣の頭を見つめ

「 新宿の お店に 5年前から通ってね 」

「 今は 若い子に 縛り方を教えているよ 」

「 お店に行けば 何人かの馴染みの娘も居るからね 」

麻衣が 聞き返した

「 5年前ですか? 」

社長の腕が 麻衣の背中を優しく摩りながら 話始めた

5年前に 家内が52歳で死んでね 子宮癌だった 
家内と結婚する前 2人位付き合ったけど 皆 縄を出すと
その日は 受け入れてくれるけど そのまま 女の娘が
離れていくから 結婚は 無理だなと 思って
新宿のお店に通っていたよ

27歳の時 社長が娘をと言われてね まだ 小さな会社だったから
悩んだよ 自分の性癖を隠して結婚して ばれた時 離婚のごたごたは
会社を辞めなければ成らなくなるし 一生それを隠して 浮気しても
ばれたら 一緒だしね 私は その時直ぐに断った 
翌週 娘さんが お茶にと誘ってきて

「 何故 断ったのですか? 」

向かい合って 座った途端の最初の 一言を 
大きな瞳で 見つめて言われてね
何と言おうか 頭の中で 考えていたね
普通の女性に 

縛りたいです 
蝋燭垂らしたいです 
鞭打ちして・・・・

付き合っていた娘が 帰って行く時の目を 
思い出してね 黙ってしまったんだ

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