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生贄の 人妻
第9章 社長に抱かれた次の日は
水曜日

スーツを着て 着替えの下着を 小さな袋に押し込めて
ビジネスバックの底へ 入れ マンションを出る
テーブルの上にメモを残し 拓哉の夕食と
明日の朝の 朝食は用意をしておいた

指定された時間は 5時 急行の時間は昨日検索して
充分に間に合う様 ゆとりを持ち 
走り抜ける電車の窓の外を見つめて
社長との夜を思い出していた

執拗な愛撫に 身を委ね 濡れた秘唇を割り 埋め込まれて来た男根
体を投げ出し 涙を流し続け 社長の動きに為すがまま 身を委ねて
荒い息を吐き 男の印を吐き出して
 
「 済まなかった 」

一言 言い立ち去った後の静けさ
 
・・・今夜は ?  ・・・・


急行に乗り 森と降り立った 駅の改札を抜け
初夏にかかった 夕日が明るい光を落としてくる
駅前の改札を抜け タクシーに乗り 7階建てのビルの前で降り
帰り支度を始めている 受付に 社長への面会を伝え
目の前のエレベーターで 7階へ向かう
ドアをノックすると 机に座っている社長が目を上げ
報告書を手渡すと 読み始めて15分ほどの 沈黙が流れ
報告書を閉じて麻衣を見て

「 今夜は? 」
訪ねて来た 麻衣は硬い表情で

「 〇〇ホテルを 」
答えた時 社長の表情が少し緩み

「 それなら 私と食事をしても 」
麻衣は硬い表情のまま 頷いて見せ

社長の車で ホテルへ行き チェックインの時 後ろから
ダブルの部屋をと 社長の言葉に 躊躇して見せ 変更を頼み  
ダブルの部屋の鍵を受け取り 社長との食事が始まった
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