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生贄の 人妻
第11章  8月の麻衣 報告に そして契約の為
シャワーを浴びて 素肌の上にガウンを纏い 冷蔵庫に有った
ペットボトルのお茶を飲む 冷えたお茶が火照った体を
冷やしてくれた時 テーブルの上で 携帯が震え 
森の名前を画面が教えて来る 携帯を取り上げ

「 社長は ? 」

携帯の向こうで 荒い息使いが聞こえた

「 10時半頃 お帰りに成りました 」

少し 沈黙の後 

「 今から 部屋に向かうから 」

通話が終り 麻衣はテーブルの上の少しぬるくなった
ペットボトルのお茶を持ち上げた
社長が帰った後 シャワーを浴び ガウンを着て
森の帰りを待ち続け 横に成って待とうかと
考えていた時の 電話だった
ノックの音がして 森が大きな腹を揺すり
少し赤い顔で 息を荒げベッドに腰を降ろして 
麻衣を見て来た

「 社長とは 上で? 」
指で上を指して 麻衣に聞いて来た

「 社長 少しお部屋で話したいと言うので 」
麻衣が答えた時 森の目に光が浮かび上がってくる

「 どれぐらい 居たの社長? 」
麻衣は 時計を見て 少し沈黙して

「 1時間半位 2時間はいませんでしたよ 」

麻衣の表情を見て 目の中に黒い光が浮かび
手招きをする 麻衣が近寄ると ガウンの紐をほどき
ガウンを肩から落として 白い全裸が 部屋の中に現れ 
森は麻衣の膝に手を入れ 抱き上げて ベッドに横たえ
大柄な体を被せ 上から麻衣を見つめて

「 抱かれたのか? 」

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