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生贄の 人妻
第15章 3月15日
川田 拓哉  4月1日 山形松ヶ崎支店 所長を命ず

・・・山形?・・山形??・・山形???・・・

頭の中に 山形の文字がグルグルと駆け巡る
二枚の告知の もう一枚に目を向けた

小島 直樹  4月1日 営業部課長を 命ず

拓哉は二枚の告知を見て メタボな体の森の歪な顔が
高笑いを浮かべている姿が浮かんで来る
手を握り締めて 告知されている2枚の紙を
見つめ続けていた

ーー 確かに 一つの営業所の所長なら 収入は
   今の 1.5倍 赴任してもマンションの
   ローンを払って 生活が出来 麻衣も一緒に ーー

その夜 帰宅して 麻衣に転勤の話をした時
麻衣は顔を下げて 森が麻衣に言ってきたことを
話してきた

「 4月からも 秘書として 同行するように
  言われていると・・・ 」

拓哉は 麻衣の顔を見つめ 麻衣も涙を浮かべて
抱き着いて来た その夜二人は 無言のまま
時計の針が 午前を指すまで 体を重ね続けていた

**

「 川田君の栄転と 小島君の昇格を祝って 」

ーー 乾杯 !!! ーー

森の腰巾着の一人 木下の音頭で 拓哉と小島の
昇格祝いと栄転の 宴が始まり 拓哉は森に盃を差し出すと

「 川田君 おめでとう 」
歪な顔が歪み 目の奥に嫌らしい光を浮かべて言う

「 松ヶ崎支店は 秋田青森をカバーする 
  大事な拠点だから 君の働きに期待しているから
  麻衣さんは 私がしっかり 面倒を見るから
  心配しないで しっかり 頼むからね 」

「 松ヶ崎支店の副所長は 私の同期だ
  困った事が有れば 彼に相談すれば 
  大丈夫だから 」

タラコの様な唇を歪め 拓哉に酒を差し出して来た

引継ぎなどの事も有り 3月の終わりに
拓哉は 山形の支店に 赴任して行った
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