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生贄の 人妻
第17章  集う 妻達
「 紺野君 辞表は受け取った そこで 
  頼みが 有るんだが 7月まで松ヶ崎の
  営業所を 見て貰えないか その後
  こちらに 戻った時の 就職先を
  紹介する 条件で どうだろう? 」
紺野は 2か月 営業所を見て 閉鎖に向け
準備すると答え 社長が拓哉を見て

「 これから 川田君達 どうするつもりかね? 」
拓哉は 項垂れ

「 これから 新しい処を・・・・ 」
社長の 顔が緩んで

「 4人に いや5人に 提案なのだが 」
男達の目が 社長に向き

「 儂と横川は 友人同士なんだ もう一人
  園竹と言う友人が 事業をしているんだが
  良い品を作っているが 販売力が弱い
  まあ 優秀な営業マンが 欲しいと言うことだ
  給与は 落ちるが 後は君たちの手腕と言うことで
  どうだろう 儂達の会社も応援するから
  業績を上げれば 2年か3年で 株式を上場出来る 
  力は有ると思うが どうだろうか? 」
和島が顔を上げ 

「 やらせてください!! 」
死んだような目に 光が入った

「 あの4人共 私の知り合いに 預けてね 」
社長は5人の男を見て言ってくる

「 3人には 退職する様に 伝えてね 
  木下と樋口の今月の給料は無いだろう
  治療費と入院代で・・・ 」
苦笑いを浮かべ

「 昨日 森に貯めた裏金を差し出すか
  刑務所か 選べと言ってね 大分
  貯めてた見たいだ 川田君に 聞いた
  取引先の 取引履歴と支払った額も
  調べて貰ってる 森が貯めた処から
  少しは 4人に慰謝料を 出せると思うから
  新しい処で 働く原資にして貰えれば 」

「 相馬君 井上君 川田君 どうかな? 」
3人は顔を見合わせ 相馬が頷くのを見て
社長に顔を向け 3人は頷いた

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