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生贄の 人妻
第17章 集う 妻達
拓哉の胸に置いた手が 微かに動く
「 部長 6枚、麻衣の映してた…」
麻衣が目を開け 拓哉を見つめて来た
拓哉は目を合わせ 話し続けて行く
「 麻衣・・ 好きだよ 愛してる・・・ 」
「 でも 僕では 麻衣をあんなに 気持ち良く
して上げられないのも 判った 」
「 今日 相馬さんに誘われて 」
「 奥さん達 満足させないか? 」
「 そう言われたんだ 」
悲しそうな目で 見つめていた麻衣の目が
疑問の目に変わった
「 スワッピング しないかって 」
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
「 いいの? また私が他の人に・・・ 」
「 麻衣が 喜ぶなら 僕は良いよ 」
「 私 タックンとだけで 良い・・・ 」
「 僕とで 満足なの・・・ ? 」
「 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 」
「 私 タックンとこうしているだけで 良い 」
「 久美子さんが 言ったそうなんだ 物足りないって 」
麻衣が目を開けて 拓哉を覗き込み 拓哉が頷いた
「 相馬さんも 言ってたんだ 久美子さんが抱かれて
いると思うと嫉妬が湧いて 帰った時は 毎日
時間が有るとき 抱いてたって 久美子さんも
呼ばれた時の事を 必ず 報告してたみたい 」
「 井上さんも 言ってた 弥生さん満足
していないだろうって 」
麻衣の視線が下がり 胸元に頭を乗せた
「 最初は 麻衣が抱かれるの 嫌だった
悔しかった その内変わって来て 森に抱かれたと
思うと嫉妬で何時もより 興奮する様に成って 」
「 今でも時々 森の映したの 見ているんだ・・・ 」
麻衣が 体を外し天井の 小さなオレンジの灯りを見つめ
森に最後に抱かれた日の事を思い出していた