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ギャラクシー・ジャーニー 宇宙騎士キタリヴァン
第9章 最終話 永遠の魂
「マスター、新たなお仕事が入りました。カイゼルフォンは戦場に向かいますから、この子は施設に送ります」
「ええー、もうちょっとナタリアさんといっしょにいたかったのにー。しばらくあえないならいっしょにおふろはいろーよ!」
「もちろん構いませんよ。私たちは家族ですからね」
少女を連れて浴場に向かったナタリアさんを見送りながら、僕はジャニィさんが写った写真立てに目をやった。
ようやく人間族の成人男性と同じような肉体年齢に達した僕は、まだジャニィさんのような勇ましい大人の男性には程遠い。
だけど、心でだけはジャニィさんと同じ勇ましさを持つことができる。
僕が銀河を旅して子供たちを救っていく限り、僕の魂はいつでもジャニィさんのもとにある。
そう考えていられさえすれば、僕は宇宙騎士キタリヴァンとして生きていくことができるのだから。
(完)
「ええー、もうちょっとナタリアさんといっしょにいたかったのにー。しばらくあえないならいっしょにおふろはいろーよ!」
「もちろん構いませんよ。私たちは家族ですからね」
少女を連れて浴場に向かったナタリアさんを見送りながら、僕はジャニィさんが写った写真立てに目をやった。
ようやく人間族の成人男性と同じような肉体年齢に達した僕は、まだジャニィさんのような勇ましい大人の男性には程遠い。
だけど、心でだけはジャニィさんと同じ勇ましさを持つことができる。
僕が銀河を旅して子供たちを救っていく限り、僕の魂はいつでもジャニィさんのもとにある。
そう考えていられさえすれば、僕は宇宙騎士キタリヴァンとして生きていくことができるのだから。
(完)