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淫獄地域枠 リコ先生は村のみんなのお嫁さん
第13章 第12話 俺様系後期研修医のヨシユキ(27歳)
「なっ、ヨシユキどうしてここにいるの!? そりゃ地域枠だし鳥取県内にはいると思ってたけど……」
「ははは、俺は救急医になったから本来はここにいる人間じゃねえしな。といっても小石川先生とは今も仲良しだし、今日は理子が来るっていうから特別にお願いして俺も来させて貰ったんだよ。ちゃっかり出張扱いになったしな」
今私の目の前にいるのは山陰大学医学部医学科の地域枠を卒業して鳥取県内で救急科の後期研修医として働いている|笠原《かさはら》|義行《よしゆき》で、彼は私の大学時代の同期でした。
そして私が彼を名前で呼び捨てにしていることからも何となく分かる通り、私は在学中から医師国家試験に2回不合格になるまで彼とお付き合いしていたのでした。
私とヨシユキは在学中は卒業したら結婚しようかとまで相談していた仲でしたが医師国家試験にストレート合格したヨシユキは私が2回目も国試に落ちた時点で別れを切り出してきて、私自身も追いすがれる立場ではなかったので私とヨシユキとの関係はそこで自然消滅していました。
「今更私に会いに来て、一体何のつもり? 昔話をしに来た訳じゃないでしょう?」
「よく分かってるじゃねえか、まあここで話すのも何だし後で飯でも行こうぜ。俺がおごるからポスター撤収が終わったら電話してくれ」
私は元彼に人前で馴れ馴れしくされた気恥ずかしさもあって刺々しい返事をしましたがヨシユキとは喧嘩して別れた訳ではないので彼が食事に誘ってくれるなら普通に行く気はあり、18時になって会議室内に掲示していたポスターをはがして片付けると私はヨシユキにメッセージアプリで電話をかけました。
「ははは、俺は救急医になったから本来はここにいる人間じゃねえしな。といっても小石川先生とは今も仲良しだし、今日は理子が来るっていうから特別にお願いして俺も来させて貰ったんだよ。ちゃっかり出張扱いになったしな」
今私の目の前にいるのは山陰大学医学部医学科の地域枠を卒業して鳥取県内で救急科の後期研修医として働いている|笠原《かさはら》|義行《よしゆき》で、彼は私の大学時代の同期でした。
そして私が彼を名前で呼び捨てにしていることからも何となく分かる通り、私は在学中から医師国家試験に2回不合格になるまで彼とお付き合いしていたのでした。
私とヨシユキは在学中は卒業したら結婚しようかとまで相談していた仲でしたが医師国家試験にストレート合格したヨシユキは私が2回目も国試に落ちた時点で別れを切り出してきて、私自身も追いすがれる立場ではなかったので私とヨシユキとの関係はそこで自然消滅していました。
「今更私に会いに来て、一体何のつもり? 昔話をしに来た訳じゃないでしょう?」
「よく分かってるじゃねえか、まあここで話すのも何だし後で飯でも行こうぜ。俺がおごるからポスター撤収が終わったら電話してくれ」
私は元彼に人前で馴れ馴れしくされた気恥ずかしさもあって刺々しい返事をしましたがヨシユキとは喧嘩して別れた訳ではないので彼が食事に誘ってくれるなら普通に行く気はあり、18時になって会議室内に掲示していたポスターをはがして片付けると私はヨシユキにメッセージアプリで電話をかけました。