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淫獄地域枠 リコ先生は村のみんなのお嫁さん
第21章 エピローグ 生まれくる命のために
「お疲れ様ですリコ先生。四谷先生にお願いして日帰りでここまで来ちゃいました」
「こんにちはアイカさん。リカちゃんもずいぶん大きくなりましたね」

 病室にノックをして入ってきたのはつい今まで想像していた正看護師のアイカさんで、彼女は腕の中にもうすぐ1歳になる女の赤ちゃんを抱いていました。

 彼女は大滝|理香《りか》ちゃんという名前で、アイカさんはちょうど1年ほど前にお父さんの分からない私生児としてこの子を出産しました。


 そして、臨床研修修了式の日の夜にアイカさんの膣内にピペットで5人分の精液を注入し、彼女を受精させたのはこの私です。

 私はアイカさんの出産が近くなった頃からピルを服用するのをやめて、アイカさんが初めての赤ちゃんを出産するのとほぼ同時に村の男性の誰かの子供を身ごもったのです。


「まーま、まーま」
「リカちゃん、リカちゃんのママは私だけどリカちゃんにはもう1人お母さんがいるのよ。前にも言ったけど、このリコ先生はあなたのもう一人のお母さん」
「りー、りー。まーま」
「アイカさん、よかったらリカちゃんにもおっぱい吸わせてあげましょうか? リカちゃんも私の娘なのでその権利はあると思いますから」
「いいんですか? じゃあリカちゃん、リコお母さんに抱っこして貰ってね。どうぞ……」

 私はアイカさんが慎重に差し出してきたリカちゃんを左腕で受け止めると、リカちゃんを空いていた左の乳房に吸い付かせました。

 右のおっぱいは生まれたばかりの赤ちゃんに、左のおっぱいはもうすぐ1歳のリカちゃんにちゅうちゅうと吸い付かれ、私は優しい気持ちが先ほどまでの2倍になりました。
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