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かわいいイルカのカイルくんがお前を消す方法
第8章 サプリメント3 宇宙イルカのカイルくんの女の子の日(前編)
 新年度を迎えた4月上旬の日曜日、俺はいつものようにワンルームの下宿の布団の上で目覚めた。


「うーん……あと5分……いや1時間……」

 いい年してバイトもせず|親の仕送りだけで《親の脛をかじって》生活している俺にとって日曜日は1日遊び呆ける日でしかなく、朝も目覚ましをかけずに適当に起きるのが常だった。

 このまま二度寝でもしようかと毛布の中で転がった俺は添い寝しているもう一人の身体にぶつかり、


 むにゅん。


 右手に触れた柔らかい感触に気づいた。


「んあ……?」


 むにゅん。もにゅん。


「んっ……あんっ……」

 これは一体何の感触だろうと目を開けもせず右手で柔らかいものを揉んでいると、俺の腕の中からかわいいあえぎ声が聞こえてきた。


「あ、ああ……だめですよぉ……でも気持ちいい……」
「はっ、カイルくんっ!?」

 俺の腕の中でかわいい声を上げていたのは他ならぬ同居人カイルくんのはずだが、横向きの姿勢で寝ている俺に背中を向けているカイルくんの様子は明らかに普段と違った。

 その証拠に目を開けた俺の眼前にはいつもと同じ透き通った青色だが背中の下まで伸びたサラサラのロングヘアがあって、カイルくんのあえぎ声もいつもより1オクターブほど高い。


 そして、今俺が右手でむにゅむにゅと揉んでいるものは……


「なっ、おっぱいっ!?」
「ああん、揉まないでくださいぃ……ってご主人様?」

 俺が慌てて右手を離すとようやく目を覚ましたらしいカイルくんはゆっくりと布団から起き上がり、右手を天にかかげてうーんと背伸びをした。

 春先なので白いシャツとトランクスだけで寝ていたカイルくんはまだ布団に寝転がっている俺を見るとかわいい両目をぱちくりとさせて、その姿勢は両脚を曲げて布団の上に座り込んだいわゆる女の子座りだった。


 普段のカイルくんはぺったんこの胸でぷっくりと膨らんだ乳首だけがシャツに浮かんでいるが、今日のカイルくんは全く違った。

 小さな背丈に見合わない目測でFカップはありそうな乳房はシャツをパツパツに押し上げていて、当然ノーブラなのでその表面からは乳輪の輪郭まで薄く見えている。

 俺が先ほどまでもみゅもみゅとしていたのは、つまり……
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