この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
かわいいイルカのカイルくんがお前を消す方法
第10章 サプリメント5 カイルくんと宇宙シャチのカオルくん
「ただいまカイルくん、今日はこれから暇だから一緒に回転寿司にでも行こう!」
「んー? おにーさん誰ー?」
「なっ!? その声はカイルくんじゃないな、一体誰だ!?」

 大学の講義が珍しく午後6時頃まで続いたある平日の夕方、ワンルームアパートの玄関を上がった俺は聞き慣れないハスキーな声に驚いて室内に足を踏み入れた。

 そこではショートカットの黒髪の男の子が万年床の白い布団の上にうつ伏せで寝転んだまま少年サンデーを読んでいて、黒い半袖シャツに紺色のショートパンツという出で立ちからこの子はカイルくんの親戚か何かだろうと俺は察した。

「きゅーきゅー、この家の合鍵持ってるってことはカイルの飼い主だよね。どーもどーも、いつもいとこがお世話になってます。おれ宇宙シャチのカオルっていいます。カオルくんって呼んでくれていーですよ」
「宇宙シャチのカオルくん!? 何でカオル……ああそうか、シャチってオルカとも呼ばれるもんな。こちらこそどうぞよろしく」

 それから俺が簡単に自己紹介をすると、カオルくんは少年サンデーを開いたまま布団に押し付けるとつまんでいた燻製のイカゲソをかじりながら俺の方に振り向いた。
/71ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ