この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の彼とホワイトデーする話
第12章 リフレイン
『でも…また、巴さんと…
コンチェルト…乗りたいなって
思ってたんでね、丁度良いかなって』
そう…神戸コンチェルトは、
私と…この12歳年下の彼の
生田港斗君が…、交際を始めた…。
去年の…2023年の8月26日に
コンチェルトのトワイライトクルーズに
乗船したのが…きっかけ…でもあるから。
結婚式…コンチェルトでしますか?とかと
彼が…時々言って来る事があって。
『今度…コンチェルトの…
ブライダルフェア…来ませんか?』
あの時…彼と…コンチェルトの船内に
あの船で結婚式をしたら、
プレートに名前が残るんだねって
そんな話をした事を思い出して。
コンチェルトへの乗船は
出航時間の30分前から出来て。
出航時刻の30分前には
受付カウンターで
チェックインと検温を済ませて置く必要がある。
ピエナ神戸の…プランは
ディナークルーズなんだけど、
そっち経由で予約して
予約したディナークルーズを
トワイライトクルーズに変更して貰ったらしい。
コンチェルトのレストランのテーブルに
余裕があるなら、数日前なら
全然変更できますよと…彼が言って居て。
『多分、コースなんで…。
コンチェルトの後に…あそこ…
前の時行った、あの店行きませんか?』
あの時…そう…彼と、港斗君と
付き合う事になったあの日は
コンチェルトの乗船できる時間まで
時間があったから、モザイクの1階の
HOP STANDで焼き鳥や
クラフトビールを飲んだのを思い出した。
「あの時の…あれ…食べたいな…」
『アンチョビとマヨネーズの
ソースが掛ったキャベツの事ですか?』
彼の口からあの時食べた
キャベツのアンチョビマヨグリルの
話が出て。その時の記憶と
あの時食べた…あのキャベツの味が
自分の頭の中で思い出されて。
『順番は逆になってしまいますけど、
神戸の船旅から、帰って来たら、
行きましょうね?巴さん』
コンチェルトチケットセンターで
検温とチェックインをして。
待合スペースと売店があるから。
売店のオリジナルグッツを見たりして
乗船開始の時間を待った。
出航の30分前には目の前の
ステップから乗船する事が出来る。