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12歳年下の彼とホワイトデーする話
第14章 ピエナスイート

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どうぞと客室のドアを
押さえて貰って中に入ったけど。
わぁってなってないのは、
ドアの向こうが廊下で、
その先の廊下の突き当りにもドアで。
私には…廊下しか見えてないからだ。

彼も私の後に入って来て、
玄関の所で靴を脱ぐと
置かれていたスリッパに履き替えた。

この部分の床板はくの字の
真ん中で色が切り替わる感じに
色の違う床板が配置されていて。
お洒落な感じになっている。

『お洒落、廊下ですね…』

「ほんと…昨日のお部屋とは
違うって言うのは…流石
ピエナスイートだね」

スイートと付く客室はこの10階にあるから、
昨日泊ったブルーのお部屋の105号室は
エレベーターホールに見取り図があったけど。
このフロアの反対の端にある。

玄関からすぐの廊下の突き当りの
客室に続いているドアを開いた。

ドアの先の左側に部屋が続いていて。
奥の方に…は、1人掛けのソファと
ベッドが見えている。

ソファスペースとベッドのスペースの
手前の…左側の壁沿いに
洗面所やバスルームとトイレに続くドアがある。

ドアの前には…荷物を置くための
台が設置されていて。
キャリーバックはここに置いてくれていた。

『このドアの先が…ラボホテルみたいな
ガラス張りの…バスルームですね?』

この1001号室は、
広めの洗面スペースの一角を
ガラスで区切って、
剥き出しのバスタブが設置されている。

洗面台には…流しが2つあって
その前に大きなサイズの鏡が
2枚並んで設置されていて。
左側の洗面台の鏡には
ガラス張りのバスルームが
完全に…鏡に映っている。

『わぁ…、凄いえっちな
バスルームですね、巴さん?
バスルームでえっちしても
あの鏡に映っちゃいますね、ね?』

と…言いながら…凄い嬉しそうなんだけど。

かなり広い洗面スペースは
床は板張りなのだけど、
暗めの色合いの板と、明るめの
色合いの床板が交互に配置されていて。
その色味でストライプになっている。

「床の…フローリングも…お洒落だし。
バスタブも…高さがあって、
シャワーも高級な感じだね…」


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