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12歳年下の彼とホワイトデーする話
第3章 2024年3月7日~3月8日

たるみの森トワイライトって言う
綺麗なブルーが印象的な
ノンアルコールのカクテルが素敵で。
妹が映えるでしょ?って
注文してたから。
それ…頼もうかなと思ったけど
私までノンアル頼んだら
葵ちゃんがお酒飲みにくいだろうから。
ハートランドビールって
なんか…ちょっと変わったビールがあって
そのビールを注文して乾杯をした。

妹の千冬が注文してくれていた
予約限定のコースは、
カプレーゼ
サラダ
フライドポテト
唐揚げ
ピザ
カルパッチョ盛り合わせ
合鴨スパイシー
シーフードフライ盛り合わせ
……って感じのコースだったんだけど。

何か…隣のテーブルに
お店の人が…あのガラガラの
福引を持っていて居るのが見えて。

葵ちゃんがそれを不思議そうに見ていて。

『あれは…何かのサービスなんですか?』

ふふふふとその不思議そうな
葵の様子を見て千冬が笑って居て。

『エビちゃんあれ、気になる?
すいませ~~ん、こっちにも
チーズの福引お願いします~』

そう注文して…私達のテーブルにも
あの木で出来たガラガラの
福引が届けられたのだけども。

それを回して、出て来た玉に
書かれている番号で
世界の7か国の…10種類の
チーズの中から…1つ
チーズが当たる福引で…
1回200円で引けるらしいので。
皆で1回ずつしようよと…
テーブルでガラガラをそれぞれにして。

私はデンマークのサムソーって言う
ミルクの香りがするほんのりと
甘い感じのチーズが当たって。

チーズのガラガラって面白いなって
家からも近いし…また
港斗君と一緒に食べに来ようかなって。

『巴姉さ、港斗君の事…
考えてたんじゃないの?
どうせ、家近いんだし呼んじゃえば?』

『そうですよ…、巴姉サン
おうちで生田サン寂しいですよ』

2人にそう言われてしまって
港斗君にLINEをしたら、
近くのラーメン屋に居るんで
もう食べ終わりますから行きますよと。

どこにいるの?と言うと
六三六に居ると言うので。
ほんとに…すぐソコに居たんだけども。

15分もしない内に彼も
たるみの森に合流して来て。
コーヒーゼリーと
ドライフルーツの盛り合わせと
チーズの福引3回してて。
ドライサワー飲んでたんだけど。


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