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12歳年下の彼とホワイトデーする話
第8章 2024年3月15日

今日は…金曜日だから
土曜日の…一番高い値段よりも
2500円ほど…安く泊まれるし。

何より…1泊だけじゃ
巴さんへのホワイトデーには
到底お返しとして足りませんからねと
彼がそう言って笑って居て。
この…彼氏さんに…あぶく銭を
持たせるのは…危険だなと…思いつつ。

彼からのキスをそのまま受け入れる。

ちゅ…ちゅ…っと…唇を
啄む様な短いキスを繰り返して。
それが唇を軽くしゃぶる様な
そんな感じのキスに変わって来て。

「んっ…ふ…は…ぁ…ん」

ぬる……っと…舌が…
僅かに開いていた唇と唇の間から
中に滑り込んで来て侵入して来る。

はぁ…と…キスの合間に漏れる
吐息が…口付が深まるにつれて
熱く…熱く、熱を帯びて来るのを感じる。

身体を支えられながら、
彼にベッドの上に身体を倒されて。
端に腰を降ろしていたから、足は
ベッドの外に残したままだたったから。

『はい、巴さん…、身体
ベッドの真ん中に移動させますよ~』

ベッドの上で身体を軽々しく
彼に引き上げられてしまって。
斜めなのは…斜めなんだけど…。

ベッドがワイドキングだから
この角度になってても…
身体はベッドの上に収まっている。

『良いですね、ワイドキング…』

「今の…港斗君のベッドも…
私が一緒に寝たとしても、
十分な大きさだと思うんだけど…」

どこかでこっちが
ブレーキを掛けないと
大きなベッド買いましょうとかって
言い出しそうな…気がするもんな。

しゅる…と…とバスローブの紐を
彼に解かれてしまえば
その下は…何も身につけてないので。
あっという間に…裸になってしまう。

『バスローブ…なら、
お揃いで使うのに
買っても良いですよね?』

そう…彼もこっちに
お伺いを立てる様にして聞いて来て居るが
その手は…もそもそと…こっちの
おっぱいの辺りを弄っていて。

彼がお仕事をして稼いでいる
お金なので…、何を買おうが
どう使おうが…彼の自由なんだけども。
多分、オーダーメイドの
例のソファが…結構いい値段が
するんじゃないかなって…
気になってしまってる…だけなのだけど。

「んはぁ…、あぁん…ッ」


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