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12歳年下の彼とホワイトデーする話
第10章 神戸デート

『全然この中が何があって
どんな感じだったのかって
記憶に残ってないんですよねぇ~』

神戸海洋博物館と
カワサキワールドの両方に
入館する事が出来て、
料金は大人1名900円。

チケットを購入して、
あの印象的な白の建物の中に入る。

あの…真っ白のフレームの屋根の形は
大海原を駆ける帆船の帆と
海の波をイメージして居るのだそうだ。
木製のジェットコースターの…
一部分を切り取ったみたいな…
そんな感じもするけど。
この建物って…そんな意味だったんだ…。

1868年の神戸港の開港から、
120年目になる1987年に
神戸港開港120年の記念事業の
一環として建設されたのが始まりで。

2020年には新たに、
『神戸とみなとのあゆみ』をテーマに
時代と共に移り行く神戸の様子を
実物・模型・映像・CGや
体験型の展示などで…
分かりやすく紹介していると言う事だった。

入口を入ってすぐに…
大きな帆船が出迎えてくれて。

昔…小学生の時に来た時にも
入口に帆船があったのは憶えてるから。
隣で…彼が…あっと…声を漏らして居て。

『巴さんッ!!ありました
ありましたよね?この船…
僕…この船の前で撮って貰った
写真がありますよ家に』

過去の記憶が…この帆船を見て
彼の脳内にも蘇ったらしいが。
2020年にリニューアルしたんだから
その時とは…一味…違っているハズ。

帆船…はロドニー号と言う物らしく
当時説明書きを読んだりしてないので。
船がある~って程度に見ていたのだが。

『巴さん…見て下さいよ…
この船、普通の帆船じゃないみたいですよ』

彼がこっちこっちと声を掛けて来て。

このロドニー号と言う…帆船…。
英国の軍艦…なのだそうだ。

「え?でも…何で…神戸港に
まつわる展示…の博物館に
英国軍艦が展示されてるの?」

『えっと…ですねぇ…』

説明の文章を彼が読み上げてくれて。

神戸港が開港したのは1868年。
1月1日の正午、イギリスの戦艦の
「ロドニー号」をはじめとする
英米の艦隊18隻から一斉に祝砲が撃たれ、
神戸港は華々しく
その歴史をスタートさせたのだそうだ。


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