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第1章 レイプ

お父さん、完全にお母さんと間違えている。

もしかして、このワンピースのせい？

ちょっとからかってみようかな。

「そうよ。あなた、お久しぶりね。」

その瞬間、お父さんにキスをされた。

「んん！」

しかも舌を入れられている。

「いや！」

お父さんをはねのけようとしても、抱きしめる力が強すぎてできない。

「理恵……」

そして今度は、ベッドに押し倒された。

「ちょっと！」

「拒まないでくれ！」

お父さんの必死の叫びが、耳元に響く。

「君がいなければ、俺は生きていけなかったのに。」

お父さん、泣いてる？

「理恵。何で……俺の側からいなくなったんだ……」

お父さんの気持ちが痛い程分かる。