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濡。
第1章 初めてのパパ活で
周りがブランド物を持っていて
うらやましくて


ブランド物さえあれば
話についていけると思ってた。

でも、ブランド物なんて簡単に買える訳がない。

だから、知り合いに教えてもらって
パパ活なるものを教えてもらった。

「私のパパのお友達さんだから、一緒にカラオケとか映画とか行ってくれたらいいんだって」


相手は50代のバツイチで会社経営者で名前は真司さん
ただカラオケで、曲名はわからないけど歌を聞いて盛り上げたり
難しい洋画を映画館で一緒にみたり

それだけで5万円ももらえた。


時間がないときはご飯を一緒に食べたら3万円

ブランド物なんてお金を貯める前から
真司さんが買ってくれた。


「朱里ちゃん、今日もありがとうね。今日のお小遣いだよ」

可愛らしい封筒の中には
いつもより多く10万円も入っていた。

「え?いつもより多い…」

「朱里ちゃんが僕とのパパ活はじめて、半年経つからさ」

「…いや、でも…」

「まだまだこれからも付き合ってほしいし」

「……ありがとう御座います」

その10万円を受け取ったあたりから
真司さんの対応が変わってきた。

いま、思えば
そこでパパ活を終えるべきだったのかもしれない。


今日はカラオケに
「今日は新曲を聞いてもらおかな」

最初は普通に曲を聞いて、私は合いの手をいれていた。
だけど唯一違ってたのは
いつもと距離感が近かったこと

歌うときは立って歌うけど

歌い終えたら、隣に座って私にピタッとくっついてくる。


「何か今日は欲しいものある?ブランドの新作コスメとかかな?」

次の曲をいれる訳でもなく
腰に手を回して耳元の近くでしゃべってきた。


「…つ、次は何歌います?」

「今日は、お小遣い更に増やすから…服の上からでいいから…おっぱい触らせてよ」


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