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第18章 卒業とその後

週末に成美との約束からあったが部屋には行かず初めて違う場所で会う事にした…

彰からの呼び出しに成美はビクビクしてそこに向かう…

中華料理のお店で座敷があり個室になっている店で会社の先輩に一度連れて来て貰ったここを予約して成美に会う…

彰「会社の人に連れて来て貰ったんだ…ここ…美味しいから先に食べようよ…」

そう言って幾つか注文して近況を聞く…

彰の質問などに応えながら仕事や人間関係が気になる成美は遠回しに聞き出そうとしたがこれと言った話しは無くホッとした…

そして食べ終わりデザートと飲み物が出たところで…

彰「ちゃんと最後まで聞いてね？」

そう言われてビクッとして頷く…

彰「成美さんとのセフレ関係はもう解消する…」

成美「！！！やっ…やだ！」

彰「いやじゃない！！解消は決定だから…成美さんに時間をあげる…俺も欲しいから…」

成美はえっ？もう泣きそうになった顔を上げて彰を見る…

彰「成美さん…お見合いとか色々話し来てるよね？俺との関係でそれ全て断ってる…だから来月のクリスマスまで会わないから周りちゃんと一度見てみて…何も行動しなかったら今ここで会うのが最後…でもちゃんと周りを見てそれでもどうしても俺がいいって言うならクリスマスにここに来て…」

そう言って貰ってあった店の名刺を渡す…

彰「分かってるとは思うけど…嘘ついたらそこで終わりだから…ちゃんと他の人に目を向ける事…お見合いとかはまぁ会えとは言わないけど即拒否なんて事はしないで持って来た人の話しくらいは聞いて良さそうとは思う人が居たら会って見る事…良い？それが出来ないなら今日ここで終わり…やるかやらないか…どっち？」

成美「…やる…でも…」

彰は続きを手で制して…

彰「やってみてからクリスマスに話しは聞くよ…それ次第で後の話ししよう…いつまでもこの関係のままはお互い良くない…だからまずは成美さんが周りを見ること…俺に抱かれてから誰の誘いも受けてない…色々聞いて確認した…まずはそこからして見て…話しは終わり…もしクリスマスまでに好きになりそうな人が出来たらそこには来なくて大丈夫…」

そう一方的に言われて食事代は彰が支払ってお互い別れた…ぼうっと彷徨うように自宅に帰った成美は真っ暗な部屋でしばらく放心して居た…