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第5章 甘酔

『…りなちゃん？』





かずやの言葉にハッとするりな




『あ… えと、ごめん。』
『何か気持ちよくてボーっとしちゃった』



えへへ、と、かずやから少し離れる。



『りなちゃん。』
『せっかく、会うことが出来たんだ』
『だから… 無理しなくていいんだよ』

『また、いつもみたいに俺がそばにいてあげるから』


離れた距離が近くなる


『いつも言ってるでしょ？』
『彼氏と別れて俺にすればいいのにって』

『…やっぱり俺がイケメンじゃないからかorz』



ううう、とりなの肩に顎を乗せる


『そっそんなことないよっ！』
『逆にイケメン過ぎて緊張しまくったもんっ』
『だから服脱げなかったしっ』


あわあわと反論する。
事実、『俺、イケメンじゃないよ？』と言っていたかずやだったが
会ってみるとフツーにイケメンのお兄さんだった。



『りなちゃんはさー、』
『やっぱり俺の想像通り可愛かった♪』


『…もーっ』





『…よしっ！』
『そろそろ上がるか！』
『流石にのぼせそうw』
『それともまた水飲ませてくれる？♪』





ザバーっと上がるかずやを下から
『ぜ… 絶対しないもんっ(;＞_＜;)』
とそっぽを向く




クスッとかずやは笑った