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《りな》
第7章 運命
その後も、りなちゃんとのやりとりは続いた。
ご主人様、と敬語をしゃべりつつも
焦ったり、はしゃいだときは
普段の〝りな〟を見せてくれた
りなちゃんに彼氏がいたことは少しショックだったが、
まぁ、声と性格だけでこんなに可愛いんだ
彼氏がいてもしょうがない
その事を正直に話すと
ありがとう、嬉しい、と
電話の向こうで笑っている様子が目に浮かんだ
俺は、とにかく『可愛い』と思ったら
素直に伝えるようにした
どこに住んでるかも、
ネットの事件とかも多い世の中だし
いつ、りなちゃんと連絡が途絶えるかわからない
だから、とにかく俺の思いを伝えたかったんだ。
彼女も、次第にいろんな事を話してくれた。
彼氏のことや、自分が25歳で
結婚に迷っていること…
『りなちゃん…』
『そんなやつ止めて、俺と結婚しようよ』
『俺だったら、りなちゃんをそんなに苦しめないよ』
彼女はこの時、一人で買い物に出てて
家に帰る前に俺に電話してくれた
…彼氏とのデートをすっぽかされたらしい
『ありがとう…』
『かずやさんが、本当…』
『彼氏だったら良かったのにね』
りなちゃんの声は涙ぐんでいた
『…全部、彼氏に言われたかった言葉で』
『嬉しかった。ありがとう…』
ご主人様、と敬語をしゃべりつつも
焦ったり、はしゃいだときは
普段の〝りな〟を見せてくれた
りなちゃんに彼氏がいたことは少しショックだったが、
まぁ、声と性格だけでこんなに可愛いんだ
彼氏がいてもしょうがない
その事を正直に話すと
ありがとう、嬉しい、と
電話の向こうで笑っている様子が目に浮かんだ
俺は、とにかく『可愛い』と思ったら
素直に伝えるようにした
どこに住んでるかも、
ネットの事件とかも多い世の中だし
いつ、りなちゃんと連絡が途絶えるかわからない
だから、とにかく俺の思いを伝えたかったんだ。
彼女も、次第にいろんな事を話してくれた。
彼氏のことや、自分が25歳で
結婚に迷っていること…
『りなちゃん…』
『そんなやつ止めて、俺と結婚しようよ』
『俺だったら、りなちゃんをそんなに苦しめないよ』
彼女はこの時、一人で買い物に出てて
家に帰る前に俺に電話してくれた
…彼氏とのデートをすっぽかされたらしい
『ありがとう…』
『かずやさんが、本当…』
『彼氏だったら良かったのにね』
りなちゃんの声は涙ぐんでいた
『…全部、彼氏に言われたかった言葉で』
『嬉しかった。ありがとう…』