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月の裏で会いましょう-revised-
第13章 追跡
コーヒーを落としながら、背中の方にいる昴に言った。

「以舞さんが生んだ子、どこかで幸せに暮らしているそうよ。産院に行って、話しを聞いてきた。・・・それを伝えたら以舞さん、とってもいい状態に戻ったよ」

昴からは返事がなかった。振り返るとベッドに座った姿勢で私をじっと見つめている。

「なんのためにそんなことを?」

「なんのためってそれは、以舞さんが穏やかに過ごせたらいいと思って」

「俺は母さんの産んだ子を探してるんじゃないんだ。母さんを内側から壊した男が許せない。俺たち家族をバラバラにした男が許せないんだよ」

「けど昴・・・いまさらそんなこと言ったって、どうするつもりなの」
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