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月の裏で会いましょう-revised-
第14章 別れ
その日の仕事を終えた私は、夜遅く東京の実家に帰った。

事前に母に電話を入れた時、母は少し驚いたふうだったが、自宅のダイニングには私の好物の手料理が数品、すでに並んでいた。

「おう、お帰り」

リビングのソファに座っていた父が振り返った。

遅い夕食を取る私の前を、風呂上がりの母が通り過ぎる。

「咲良、風呂入ったら、洗って出てよ」

と母。父と母は、私がしばらく帰る気がないことを察してか、まるでずっとここで暮らしていたかのように扱う。それが私には嬉しかった。
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