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月の裏で会いましょう-revised-
第15章 悪夢
翌朝、ノックの音で目が覚めた。

「咲良、母さん仕事行くね。夕ご飯はなにがいい?」

今日は休みで、一日中家でごろごろするつもりだと母には言ってあった。

「今日は母さんの肉じゃがが食べたい」

言うと、ドアの隙間から顔を出した母は、ふっくらした頬を持ち上げて微笑んで、オッケーとほほ笑んだ。そうでなくても細い目が、にっこり笑うとさらに小さくなる。

「お昼ご飯は、自分で用意できる?」

「できるよそのくらい」

「ダイニングの引き出し、あそこに食費のお財布入ってるから」

「ありがとう」

急に子ども扱いされて、なんだかくすぐったい。
母は照れ臭そうに肩をすくめたあと、ひだまりみたいな顔で言った。

「ゆっくり、休みなよ」
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