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月の裏で会いましょう-revised-
第15章 悪夢
思い出せば否が応でも体は昴を欲しがって、ズキズキと痛むような感覚に襲われた。


「昴、会いたいよ」


昴の家族に起こった悲しい出来事さえなかったら、私たちはどこまでも深く堕ちて行っただろう。片時も離れることができずないくらいにのめり込み合っていたにちがいない。

午後の光が差し込む部屋のカーテンを引いて、そっと服を脱いだ。目を閉じて、昴の感触を思い出してみる。

昴の骨っぽく、しっとりした手のひらの感触を思い出しながら、乳房に触れた。円を描くようになぞりながら、目を閉じる。ふっくらと緩んだ乳首を指先で弄び、きゅっと勃起するまでやわやわとつねる。
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