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月の裏で会いましょう-revised-
第4章 再会(2)
震えが全身に広がって、蜜が噴き出るようにあふれた。

肩で息をする私を見下ろしたまま、昴がTシャツを脱いだ。ジーンズを下ろすと、昴のものが大きく揺れて躍り出た。

星空の下で裸で抱き合うなんて、恥ずかしくてバカみたいと頭では思うのに、冴え冴えした木々が吐き出す空気に包まれて、しっとりと濡れた肌をこすり合わせるうちに、この渇いた荒涼とした空気はお互いの湿度と温度を感じあうためにあるのだ、という気がしてくる。

昴の上気した肌からは、ムスクのようなヒノキのような香りがして、私をひどく安心させてくれる。ずっと昴に抱かれていたい。

肩にしがみつくと、昴が中にゆっくりと入ってきた。茶色い瞳は私を包み込むように温かい眼差しで私を見つめるのに、両足の間では狂暴と言ってもいいほどに猛り狂ったもので私のなかを貪ってくる。
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