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月の裏で会いましょう-revised-
第6章 恋が始まる
「昴、抱いて」
囁くと昴は一瞬泣きそうに目を眇めた。直後、甘く蕩けるような表情で、柔らかな唇を私のそれに重ねながら、ソファの背もたれに私の背中を押しつけた。
食むような甘い口づけをしながら、昴は私の服を一枚ずつ剥いでいく。包み隠していた昴への思いを少しずつ暴かれるような気分だ。
露わになった乳房を見つめられ、恥ずかしさに身をよじる。きゅっと尖ってしまった乳首も、恥ずかしい染みを浮かべるほどに濡れた花弁も、昴の指先が触れて粟立つ肌も、体のどこもかしこも、昴が好きでたまらないと叫んでいる。
ショーツ一枚になった私の両足を開いて、昴はソファの前にかがみ込んだ。
クロッチに鼻先を押し付け、舌で花蕾をつついて来る。
そのもどかしい刺激に背中を反らせ、昴の頭を撫でた。