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月の裏で会いましょう-revised-
第6章 恋が始まる

どうやって動かしても、皮膚同士は溶け合うように密着し合っている。この、まるでもともと一つの生き物だったみたいにどこもかしこもぴたりと合わさるこの感覚はなんなのだろう。キスしたいと思うタイミング、打ち寄せる波のように二人の体から同時に沸き起こる律動のリズム。

昴から離れられない、離れてはいけない。


背中にしがみつき、私の体内で荒れ狂う昴のものを絞り上げた。

甘い声を漏らし、昴の肩が震えた。同時に私の中に、熱いものがあふれ出るのが分かる。

昴からほとばしったものはつなぎ目からとろりとこぼれ出た。


それでも昴は私から出ようとしなかった。呼吸を整え、何度もキスをして、再び律動を始めた。

一晩中、何度も二人で快楽の頂上へ上った。
朝日が窓から差すまで、私たちは飽きずに愛し合い続けた。
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