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朝倉美咲の実習日誌
第5章 十一日目(1)〜写真部の部会に参加しました。
「これ全部、一人の女性なんですよ」

目元が黒い棒線で隠れているが確かに髪型も体型も同一人物のようだし、見れば見るほど美咲に似ているような気がしてくる。

それでも身に覚えのない美咲は、
「いい加減にして」
強気に突っぱねた。


そんな美咲に、
「じゃあ先生、別人だっていう証拠を見せてくださいよ」
早杉は余裕の表情で提案する。

「…え?」

「例えば、このホクロとか」
早杉が写真の女の鎖骨を指差した。



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