この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
朝倉美咲の実習日誌
第6章 十一日目(2)〜朽木先生の前で失態を演じてしまいました。
「面白そうなことしてるじゃねぇか」
早杉達の行く手を、ずんぐりした人影が遮った。
「く、クズセン…!」
驚きのあまり蔑称で呼んでしまうが、当の葛巻は気分を害した様子もなく平然としている。
「何も取って食おうってんじゃないんだ、そんなにビクつくなよ」
室内の朽木に、
「こいつらの話は俺が聴いときますんで!」
一声かけて早杉の肩に手を置く。
タバコと加齢臭に顔をしかめる早杉に嫌がらせのように更に近づいた葛巻は、
「仲良くしようぜ、何たって俺たち穴兄弟だからな」
ニタリと笑った。
早杉達の行く手を、ずんぐりした人影が遮った。
「く、クズセン…!」
驚きのあまり蔑称で呼んでしまうが、当の葛巻は気分を害した様子もなく平然としている。
「何も取って食おうってんじゃないんだ、そんなにビクつくなよ」
室内の朽木に、
「こいつらの話は俺が聴いときますんで!」
一声かけて早杉の肩に手を置く。
タバコと加齢臭に顔をしかめる早杉に嫌がらせのように更に近づいた葛巻は、
「仲良くしようぜ、何たって俺たち穴兄弟だからな」
ニタリと笑った。