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9歳差のジレンマ
第2章 俺にとっての晴菜
「矢野さ~ん!3番に西谷商事から電話が入ってる!」
「さんきゅ。・・・お電話変わりました。矢野です・・・」
「おい!㈱MURATAの稟議書書いたの誰だ?経理から不備連絡が入ってるぞ」
「あ!俺です!」
「間宮ー!㈱ペインの契約の進行状況の報告書を今日中に出せ!」
「はい。今、打ってるトコです!」
怒涛の月末締めの日、お昼の時間が取れたのは14時も過ぎたところだった。
営業部の俺のいる課はみんな嵐のように忙しくへとへとだった。
すでに社食には営業部しかいなかった。
俺が食べている前に間宮がお盆を持ってやってきた。
「今日はいつも以上にすごいね」
「これが片づけばしばらく落ち着くだろ」
「今日は何時までかかるか考えるだけでも頭が痛いけどね」
そういいながら
仕事大好きな間宮は
残業なんか気にしている様子はなかった。
俺も仕事は大好きだけど
終電には帰りたい・・・
「そういえばさぁ・・・」
「ん?」
間宮がいつの間にか俺をじっと見つめていた。
「妹ちゃん」
「ん?・・・ああぁ」
妹ちゃんといわれ
誰のことかわからなかったけど
すぐに晴菜のことだとわかった。
妹ちゃん・・・・な。
その言い方に自然と笑みがこぼれた。
「さんきゅ。・・・お電話変わりました。矢野です・・・」
「おい!㈱MURATAの稟議書書いたの誰だ?経理から不備連絡が入ってるぞ」
「あ!俺です!」
「間宮ー!㈱ペインの契約の進行状況の報告書を今日中に出せ!」
「はい。今、打ってるトコです!」
怒涛の月末締めの日、お昼の時間が取れたのは14時も過ぎたところだった。
営業部の俺のいる課はみんな嵐のように忙しくへとへとだった。
すでに社食には営業部しかいなかった。
俺が食べている前に間宮がお盆を持ってやってきた。
「今日はいつも以上にすごいね」
「これが片づけばしばらく落ち着くだろ」
「今日は何時までかかるか考えるだけでも頭が痛いけどね」
そういいながら
仕事大好きな間宮は
残業なんか気にしている様子はなかった。
俺も仕事は大好きだけど
終電には帰りたい・・・
「そういえばさぁ・・・」
「ん?」
間宮がいつの間にか俺をじっと見つめていた。
「妹ちゃん」
「ん?・・・ああぁ」
妹ちゃんといわれ
誰のことかわからなかったけど
すぐに晴菜のことだとわかった。
妹ちゃん・・・・な。
その言い方に自然と笑みがこぼれた。