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9歳差のジレンマ
第4章 俺だけの晴菜
「矢野君。私、九州に行くことにした」
珍しい沈黙の後、間宮は静かに俺に報告した。
「決めたのか?」
「うん。九州で結果を出す!」
そういった間宮の顔はすごくきれいだった。
「迷いのない顔してるよ」
「散々迷ったけどね」
そういうと間宮ははにかんだように笑った。
きっと俺より同性の課長に言われた言葉に納得して
転勤を決めたんだろう。
「いつ行くんだ?」
「明日、部長に転勤を決めたことを報告してその後に決まると思う」
「そっか」
「矢野君。1年未満だったけど楽しかった。ありがとう」
そういうと間宮は握手をするために右手を差し出した。
握手とはいかにも間宮らしくて俺は笑ってその手に答えた。
「待ってて。3年で戻ってくるわ。
そのときには昇進って言う手土産を引っさげてね!」
ドヤ顔でビールを飲む間宮をオンナにしておくのは心からもったいないと思った。
男だったら・・・・
いいライバルになれただろう。
いや。これからの時代は男女関係ないか。
オンナの間宮だって十分俺にはいいライバルだな。
「おぅ。待ってる」
そういって二人はまた乾杯した。
珍しい沈黙の後、間宮は静かに俺に報告した。
「決めたのか?」
「うん。九州で結果を出す!」
そういった間宮の顔はすごくきれいだった。
「迷いのない顔してるよ」
「散々迷ったけどね」
そういうと間宮ははにかんだように笑った。
きっと俺より同性の課長に言われた言葉に納得して
転勤を決めたんだろう。
「いつ行くんだ?」
「明日、部長に転勤を決めたことを報告してその後に決まると思う」
「そっか」
「矢野君。1年未満だったけど楽しかった。ありがとう」
そういうと間宮は握手をするために右手を差し出した。
握手とはいかにも間宮らしくて俺は笑ってその手に答えた。
「待ってて。3年で戻ってくるわ。
そのときには昇進って言う手土産を引っさげてね!」
ドヤ顔でビールを飲む間宮をオンナにしておくのは心からもったいないと思った。
男だったら・・・・
いいライバルになれただろう。
いや。これからの時代は男女関係ないか。
オンナの間宮だって十分俺にはいいライバルだな。
「おぅ。待ってる」
そういって二人はまた乾杯した。