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年上主義
第8章 図書室遊戯①

先日、従兄弟に朝の4時近くに胸ぐらを捕まれ頬をビンタされ文字通り叩き起こされた
理由はとにかくヤバイものを隠し持っていて欲しいと言うもの

意味がわからないままに受け取ってしまったが
化学部の佐藤美琴に聞くと『それ媚薬だよ、でも使わない方が良いよ!絶対!』と言われた

相変わらず怪しいものばかりに没頭する従兄弟とは違い僕は本を愛する純粋な高校2年生なので薬は佐藤美琴に預けた

後々、返して欲しくなる事になるとは思わずに僕は委員会活動に羽根を伸ばしていた

夏の図書室は過ごしやすい温度に保たれ
勉強している人も少なく本当に読書には最適の場所だ
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