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第8章 図書室遊戯①

我が校の風潮として
何故か図書室の本は『借りるもの』と言うのがあり
沢山あるテーブルや椅子はあまり活用されていない

受付に座っていても借りに来るのもほぼ常連メンバーでそれを過ぎてしまえば放課後3時間はほぼ毎日、本の世界に没頭出来る

受付は図書委員会からランダムな組み合わせで2人
今日はたまたま同じ学年の女子

「ねぇ、西野君…」

「何？」

丁度、読みかけの本の章が終わった所で図ったように声をかけられる