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年上主義
第8章 図書室遊戯①

高橋が僕の発言で行動を決めるとは思えないし、無駄な会話な気がした

「取るってのはアレだけど…好きは好きなままじゃないの?恋愛感情って『こうしよう!』って通りには行かないような気がする」

嫌いな人を好きになろとして好きにはなれないし
好きな人を嫌いになろうとしたって無理だろう

「そうか…そうだよね!うんうん!西野君…上手く行くと良いね!その恋!」

高橋のその笑顔の裏に悪魔が潜んでいる事など知らない僕は曖昧に返事をして
再び本の世界への旅に出た

自分の発言が自分の首を絞める事になるなど全く想像もせず
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