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年上主義
第8章 図書室遊戯①
伊藤先輩はとにかく良く喋る
静かな図書室には彼女の笑い声が響く
生徒が一人もいないから彼女の委員会生活は成り立つのだろう
「でね!真人君はもう食べた?」
今日はコンビニのお菓子の新製品の話しだ
「いえ、まだです」
「もったいなっ!!ひじょーーにもったいなっ!!今度、買いに行こう!いんや、今日買いに行こう!」
「そんなに美味しいんですか?いたっっ!」
怪しげな視線を向ける僕にでこぴんが飛んでくる
「ゼッタイニオイシイヨ!」
「いや、その言い方怪しいっ!凄い怪しいっ!!」