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年上主義
第8章 図書室遊戯①
「伊藤先輩?」
声をかけると身をビクつかせて振り向くと僕の口を塞ぐ
突然の事に状況を把握出来ないでいると別の声がさらに奥から微かに聞こえて来る
(誰か泣いてる…?)
伊藤先輩に続いてこっそりと奥を覗き込んだ先に見えた人影は男女だった
こちらから確認出来るのは女子の顔だけ
「高橋…と誰です?」
声を出来るだけ落として伊藤先輩に尋ねると僕と同じ音量で返事が返ってくる
「…島本太一…」
言われて見れば後ろ姿でも髪型、立ち方
その人特有の振るまい
確かにそれは委員長だ
声をかけると身をビクつかせて振り向くと僕の口を塞ぐ
突然の事に状況を把握出来ないでいると別の声がさらに奥から微かに聞こえて来る
(誰か泣いてる…?)
伊藤先輩に続いてこっそりと奥を覗き込んだ先に見えた人影は男女だった
こちらから確認出来るのは女子の顔だけ
「高橋…と誰です?」
声を出来るだけ落として伊藤先輩に尋ねると僕と同じ音量で返事が返ってくる
「…島本太一…」
言われて見れば後ろ姿でも髪型、立ち方
その人特有の振るまい
確かにそれは委員長だ