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年上主義
第8章 図書室遊戯①
先日聞かれた恋愛のなんちゃらの相手は島本先輩だったのだろう
次第に声のトーンは上がり喘ぐ声は高橋だけのものに島本先輩のが重なる
そして2人は同時にきつく抱き合い動きを止めた
立ち尽くす僕を伊藤先輩が促しこっそりと外に出た
立ち入り禁止区域から2人の姿が見えて慌てて受付に戻る
「ちょっと隠れさせて!!」
伊藤先輩は受付の下
僕の足の間に身を滑り込ませる
幸い後輩は掃除をしているみたいで前方の本棚にちらりと影を確認する
島本先輩と高橋智子は離れて図書室を散策し始めた