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年上主義
第9章 電車通学③
早苗さんのアパートは一人暮らしには充分な広さで、水色のドット柄のカーテン
緑のストライプの枕カバー
白いソファーにガラスのテーブル
その全てが早苗さんらしさを作る空間だった
早苗さんの香りが漂うその場所の玄関で立ち尽くしてしまう程だ
「…汚い?」
「全然っ!!本当になんか、感動で!」
「良かった!ちょっと緊張してたんだよね」
そう笑う顔が凄く可愛くて衝動的に抱き締めてしまう
「早苗さん…ごめんなさい…」
大切な彼女を裏切った思いが悲しみに変わる