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年上主義
第1章 電車通学①
「連絡先…いる?」
ピンクゴールドの携帯電話で口元を隠しながら問う彼女は余りにもセクシーでドキドキを更に増幅させていく
「いりますっ!欲しいです!!」
「だから、声でかいって…バカ」
苦笑しながら携帯を僕に向けてくれて慌て僕も携帯を出す
この短時間でこの人の色んな顔を見て、ただの一目惚れから恋愛の劇薬に変わってしまった
治りそうにないこの病に犯された
「またね」
この恋の行方よどうか、幸せに繋がっていますように
そう願う僕を残して彼女は改札に消えた