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第11章 夜の星②

結局、あれ以来エレベーターで一緒になる事はなく悶々とした日々を過ごしている

世の中は残暑厳しくまだまだ燃え盛っていると言うのに俺はどうしたもんか…

燃え盛りたいのに燻っている火種のように全くやり切れない

「で？お前どーなのよ」

すっかりお馴染みとなってしまった居酒屋で枝豆を摘まんだ松本先輩はほろ酔い状態で言う

「どーって何がっすか？」

男子２人だるっとした空気を纏いながらゆったりした会話
情けないったらない寂しさに泣けてきそうだ