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年上主義
第12章 図書室遊戯②
次の日、休み時間に3階にある3年生の教室に向かう為
階段をかけあがる
どちらかと言えば身長の低い僕には3年生は凄く大きく見えるし
踊り場を過ぎたら空気が違う
言うならばアウェーなコートに立つスポーツ選手のような気分だ
目指す教室の前で息を整える
(どうしよう…いてもたってもいられなくなって来ちゃったけど…帰ろうかな…)
同じ制服に身を包んでいるにも関わらず場違いな気がして
後一歩が踏み出せない
「2年生?誰かに用なら呼んであげようか?」