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血ダマリ美青年の狂気愛
第4章 囚われた身体
何度か撫でたら、その手で華奢な身体を抱きしめる。
「ハァッ……ハァッ……ハァッ」
密着させて少しも逃げられないようにしておいて、さらに深くまで彼女に穿( ウガ)つ。
それから律動を速めた。自身が昇り果てる為ではなく、あくまで彼女を追い詰める為だ。
「クッ……まだだ」
「…ぅ─ああ//……ああんっ、ああっ、ああっ」
「はぁっ…──っ」
彼女の中に己が欲を放つ──それだけでこの女が自分のものだと確信できたら、どれだけラクだろうか。
だが、駄目だ。
そんなものでは全然足りない──。
もっと、もっと。この女のすべてを貪ってやりたい。
「あんたはっ…俺のモノだ…!」
「ああっ…ッ……ああっ、ああっ、ああっ、ああっ…!はぁっ、ああ、ああっん…//」
「逃がしてやらない……」
こめかみに汗の粒を浮かべて被さる青年が、色気の滲む低い声で唸ったから…少女の心臓がドクンと跳ねる。
その途端に快楽の濃度が増したらしい。
いっぱいにされた彼女の蜜路がうねりながら絡みついて、形を味わい締め付けてくる。そのたびに──青年の口から余裕のない息が漏れた。
グチュッ...グチュッ!グチュッ!..グチャッ
「やああっ//──アアッ!…あああっ…はああっ」
「これから死ぬ迄…っ…縛って やる…──!」
泣いて苦しんで、悦び──叫べ
あらゆる感情を俺だけに向けていろ
もう逃がせない……!
こんな場所で俺に見付けられた、その運命を恨みなよ
青年の激しい独占欲に犯されて、腹の奥で煮詰められた愉悦のマグマが膨らみ続ける。
理不尽で凶暴すぎる悦楽に囚われた少女は……何度目かの絶頂の後、ついに意識を手放した。
───…