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12歳年下の彼とGWする話
第4章 大阪まいしまシーサイドパーク

マリーナに停泊してるクルーザーは
汚水を排水してはならないらしく、
トイレとお風呂は共用の物を使うようだった。

グラグラの桟橋を移動するのかと
そんな風に思って居たけど
ちゃんとした舗装された歩道があって。

『このお船が…今日泊まるお船ね』

そう彼が1隻のクルーザーの前で足を止めた。

歩道の部分からは…クルーザーのステップ部分は
駅のホームと電車の間が空いている時
の幅よりは…大きく空いてるので。
大和が怖いぃ~と言ったので、
港斗君がひょいと大和を抱っこして
そのままクルーザーに乗せた。

停泊中とは言え、人が乗り降りしたり
船内を移動すれば当然揺れる訳で。
その度に大和はキャーキャー言ってたけど。

乗った場所は後部デッキで
ガス式のバーベキューコンロがあり
このデッキスペースで
船上バーベキューが出来そうだ。
中にはゆったりとした
真っ白の大きなソファのある
リビングスペースがあるから
そこでゆっくりと食べるのも良いかも知れない。

大和は…眠くなったみたいで…
ウトウトとし始めたので。
船の底の部分にベッドルームがあって
彼なら頭を屈めないと立てない位の
高さのベッドルームは船主の形になっていて。

丸い窓から外の景色もみれる
船内を思わせるお洒落な空間で。
大きなダブルベッドが部屋の9割を
占めるようなサイズの部屋だった。
ベッドの中央に大和を寝かせて
彼がリビングに戻って来る。

港斗君が小林君に声を掛けて
近くのコンビニまで
ビールとかおつまみとか
お菓子とかを買いに行ってくれて。

私はリビングのソファで
葵ちゃんと寛いで
一緒にテレビを観て寛いでいた。

『それにしても凄いですねぇ~、
大阪に…こんな…
複合マリンリゾート施設があるなんて…
あのデッキのハシゴ…上って見ましょうよ』

後部デッキにはハシゴがあって、
そのハシゴの上は…2階のデッキに
繋がっていて、その上の屋上に
繋がるハシゴがそこにある様だった。

大和は今寝た所だから1時間半ほどは
そのまま寝てくれるだろうから。
葵ちゃんと一緒にデッキに取り付けてある
ハシゴを登って2階のデッキに向かった。

そのデッキから…更に上に上がると、
屋上になって居る。

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