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12歳年下の彼とGWする話
第4章 大阪まいしまシーサイドパーク
この屋上に当たる部分にある
屋根付きのエリアは、
ボートの操船部分よりも上にあるので
全方向から海の景色を楽しめる。
文字通りの特等席…で。
フライブリッジと言う場所なのだそうだ。
良い感じのソファみたいな
座る場所が設置されていて。
後ろ側のベンチシートの
背もたれを倒すと、ベッドの様にして
ここで寝転がる事も出来る。
『巴姉サン…お願いがあるのですが…』
…と…あるお願いを…葵が巴にして来て。
葵のそのお願いと言うのは
このフライブリッジから
小林君とふたりでサンセットを
眺めたいって言う話だったんだけど。
そんな話をしてる間に、
2人がコンビニ買い出しから戻って来て。
ビールを買いに行ったはずなのに
おつまみとお菓子だけ買って来て居て。
近くのコンビニをここの人に聞いたら、
1人1000円で飲み放題プランが
付けられるのでそっちの方が
良いですよとおすすめされたので。
バーベキューの食材の追加注文と
飲み放題を頼んで来たみたいで。
乾杯用のビールが4本と、
大和用のオレンジジュースが届いて。
フライング…おビールを…
4人で乾杯して飲んで。
その後も缶チューハイや
ハイボールやレモンサワーを
色々とお願いして持って来て貰って。
良い感じに…日が傾いて来たので、
小林君と葵ちゃんに
上にいい感じのフライブリッジがあるから
そこに飲み物とこれ持って行って来たら?と
巴が声を掛けて上に2人を上がらせた。
『僕…大和君の様子見て来ますね…』
操舵席の横にはミニキッチンがあって
そのキッチンと操舵席の間に
半地下みたいに数段
階段を下った先がベッドルームだ。
大和の様子を見に行った
港斗君の後を追いかけて
ベッドルームのドアの間から
その中に居る大和の様子を覗くと
スヤスヤと気持ち良さそうに眠っていて。
そぉーーーっとベッドルームのドアを
隙間だけ空けて閉め切らない様に閉めた。
広い白いソファがあるリビングで
2人だけなのでイチャイチャしながら
彼と一緒に缶のホワイトサワーを飲んで。
『心地いい…揺れを感じますね…』
「うん…波の音も…、
良い子守唄になりそう…」