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12歳年下の彼とGWする話
第6章 淡路島へ行こう
それぞれの生け簀に、イルカが2匹ずつ
いる様に見える…。
最初に10分少々のイルカに関する
座学というか、生態の説明とか
注意点をレクチャーして貰って。
その後は…いよいよ…イルカちゃんとの
触れ合いを楽しむ時間になる。
20メートル×16メートルの生け簀には
足場になって降りられる場所があって。
そこは水面すれすれで濡れるから
この…お魚屋さん長靴を履いて
その足場より1段下がった場所で
私と港斗君の間に大和を挟んで
正座をして座ってイルカとのふれあいを楽しむ。
まずは…イルカにエサの魚を
お姉さんに受け取ってあげる。
イルカとのふれあいコースでは、
バンドウイルカのいちごちゃんと
ハナゴンドウのよねちゃんの
2種類のイルカと触れ合う事が出来る。
イルカとクジラの違いについても
さっきのレクチャーの時間に
教えて貰ったんだけど。
体長が3メートル以上はクジラ
それ以下はイルカなのだそうだ。
イルカにお魚をあげる
港君と、大和の姿を動画に納めて。
私がエサをあげる所は
彼が撮影をしてくれた。
エサをあげて仲良しになった後は、
イルカの身体に触らせて貰ったり
スベスベとした濡れた茄子の様な
そんな質感を…イルカはしてたんだけど。
イルカにタッチできるだけじゃなくて、
イルカからキスをして貰ったり。
投げた輪を持って来て貰ったり。
なんかこんな風にイルカが
投げた輪を取って戻って来るの
どこかのイルカショーで見た気がする。
そんな事を約20分間の
イルカとのふれあいタイム中に
考えたりしつつ。ふれあい体験を終えて。
履いていた長い長靴を脱いで返却して。
イルカのいる生け簀の所は
自由に散策する事が出来るらしく
桟橋の上から近い場所で
イルカを見られるらしいので。
プログラムが終わった後にしばらく
桟橋の上でイルカを見ていたのだけど。
イルカも良く人になれているので
近くに寄って来てくれる感じで
イルカの写真を撮りまくってしまっていた。
『そろそろ、腹減って来たし。
1回、昼飯…食いに行かへん?
丁度、昼ご飯の時間やし…
ヤマトも腹減ったやろ?』