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浦島太郎×BestEnding
第3章 お・も・て・な・し
「と、とんだ失言。お許しください…」

太郎は赤面しながら乙姫の逆方向を見て言いました。

「し、失言なのではございません。私が自分から話したのですから…」

しばしの沈黙の後---

「私も父上様以外の殿方は初めてでございますから…ごめんなさい…」


前を歩いていた少女がふすまを開けるとそこは小部屋だった。

「着きました」

少女はお辞儀をし、中に二人が入るとまたお辞儀をしふすまを閉め去って行った。


「どうぞそこへおかけください。昆布だしの昆布茶を注ぎましょう」

太郎は湯のみに茶を注ぐのを見て思いました。

『煎じてあったのか…』

美しい乙姫の姿にただ見とれていました。
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