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君とメメント・モリ
第11章 12月25日夜 復讐はクリスマスの夜に
スイートルーム専用階にむかうエレベーターに乗り込むなり、死神は凛の体を壁に押し付け、あごを指で引き上げて双眸を見つめた。
死神の目の奥に滾る欲情の炎がちらついている。そしてその炎の揺らめきに彼自身が戸惑うように、瞳を左右に揺らした。
「ああ。俺は一体何をしてるんだ。お前のせいで、俺はめちゃくちゃだ」
言うなり貪るようなキスをした。凛の胸が早鐘を打ち、耳の先まで赤く染まる。戸惑いながらもその手を死神の背中に回し、彼の熱っぽい舌を受け入れて絡め合わせた。
死神の目の奥に滾る欲情の炎がちらついている。そしてその炎の揺らめきに彼自身が戸惑うように、瞳を左右に揺らした。
「ああ。俺は一体何をしてるんだ。お前のせいで、俺はめちゃくちゃだ」
言うなり貪るようなキスをした。凛の胸が早鐘を打ち、耳の先まで赤く染まる。戸惑いながらもその手を死神の背中に回し、彼の熱っぽい舌を受け入れて絡め合わせた。