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君とメメント・モリ
第12章 クリスマスの夜、スイートルームで
凛は翼の首に腕を巻き付け、キスをせがんだ。

熱い吐息を溢す艶のある唇を、翼の唇に押し当てる。

舌を突き出して絡めあい、唇を舌先でなぞりあった。くすぐったさと甘い痺れがないまぜになった快感に、一層吐息が熱を帯びる。
肌という肌を擦り合わせ、互いの温度を伝え合いながら、とろけるように秘所が濡れるのを感じる。翼の固くいきり立った先端から、粘り気のある透明の体液がにじみ出て、凛の下腹を濡らした。

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