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君とメメント・モリ
第13章 12月26日 夏美の後悔の矛先
夏美は同意を求めて翼を振り仰いだ。
翼は呆気にとられたように、凛のほうに視線を貼り付けたまま頷きもしなかった。


食事を終えると翼は立ち上がった。

「夏美、途中まで送ろう」

夏美はきらりと瞳を輝かせ、すっと立ち上がった。
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